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2006年06月23日

「完全無欠」2006年6月23日

=========================「道をひらく」 松下幸之助翁著================
「完全無欠」2006年6月23日

完全無欠ということは、これ以上望めないほどに好ましいことではあるけれど、
この完全無欠な状態を、お互い人間に求めることは、まずは不可能である。
人間個々はそんなに完全にはつくられていない。
だから、その考えること、なすことに、どこか欠けることがあったとしても、
一応はやむを得ない事と素直に理解し合わねばなるまい。
この素直な理解があれば、おのずから謙虚な気持ちも生まれてくるし、
人を許す心も生まれてくる。
そして、互いに足らざるを補い合うという協力の姿も生まれてくるであろう。
人はとかく、己の考え、なすことを完全無欠と錯覚し、
自らを一人高しとして、他にもその完全無欠を求めんとしがちである。
しかしそこに生まれるのは、いたずらな対立といさかいと、そして破綻だけであろう。
完全無欠でないからこそ、調和が必要なのである。
この道理のなかに、繁栄への一つの道がひそんでいるのではあるまいか。

投稿者 ohata : 2006年06月23日 20:54

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