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2006年06月19日

「暖簾(ノレン)わけ 」  2006年06月19日


 「暖簾(ノレン)わけ 」  2006年06月19日
昔は、お店に何年かつとめて番頭さんになったら、やがてはノレンを

わけてもらって、独立して店をもったものである。今でもそういうことが、

一部で行なれているかもしれないがけれど、それでも世の中はずいぶんと

変わった。生産も販売もしだいに大規模になって、店の組織も会社になって、

だからもうノレンわけなどというものはすっかり影をひそめてしまった。

つまり、独立して店を持つということが、むつかしくなって、

会社の一員として終生そこで働くという形が多くなったのである。

世の中の進歩とともに、大規模な生産販売に移行してゆくのも

自然の姿であろぅ。だからこれもまたやむを得ないことかもしれないが、

しかしノレンわけによって、独立の営みをはじめるというあの自主的な

心構えまでも失ってしまいたくない、会社の一員であっても、実はそのなかで、

それぞれの勤務の成果によって、それぞれにノレンわけをしてもらっているのである。

だからみんなその仕事では独立の主人公なのであ。そんな気持ちで、

自主的な心構えだけは、終生失わないようにしたいものである。

投稿者 ohata : 2006年06月19日 20:51

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